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2005年 10月 05日
トークショーでの内容です。
これをきっかけに絵を描く人が増えたら素敵だなぁ。 2005/10/2(日) 14:00~ 伊勢丹府中店7階 特設会場にて ◆職業の話 世の中にはたくさんの職業があるけれど、絵を描くことほど自由な職業はない。 (どこで、何を描くか、一人でもできる) スポーツ選手などは一定期間しかできない ◆旅行の話 永沢さん自身は32歳で中国に行ったのがはじめて それ以来、40年余りの旅行でつかんだスケッチのコツを紹介。 ◆旅行は3段階に分ける 旅行前/旅行/旅行後の3つ。 1週間の旅行ならばその前後は2倍の時間をかけること (1)旅行前『準備』 旅行先を調べる。 何を旅行先で描きたいかをイメージしてトレーニングする。 今回はイタリアのコモ湖なので「コモ湖にいるつもりで」井の頭公園などで水をかいた。 また船の写真を見て練習した。 →現地で何とかなるわけじゃない、海外遠征の試合と同じ。 持てる情報でシミュレーションすること (2)旅行中 旅行期間によるけれどまず3日間くらいは時差などがあって描けない。 逆に一日目は捨てるつもりで、街中を歩いてその空気に触れる。 ハイな気分をおさえる。 今回は、マイブック+細リブで街中を歩きながら旅日記気分でスケッチをした。 そうしていくなかで手で気分を乗せていった。 場所を変えながら軽いお付き合いをしているように 気分がよくなってきたらWATMAN(小さいサイズ)を取り出す。 水彩紙で描くことは、さながら「結婚を前提として」お付き合いするかのよう。 実際に書き始めるまでのスタートがポイント やりながら、考えたり迷ったりするのは良くない。 準備はきっちりして、あとは腹を決めて思い切りやること 目で見たものを形どる、9割は線描き、デッサンで決まる。 今回の絵は現場で線描きを全て行った。 F4×2枚で2時間程度かけた。 絵を描く速度はある程度スピードが必要、それは野球やゴルフのスウィングと同じ。 (3)旅行後『仕上げ』 色は線の2倍以上かける。 帰ってきてすぐ次の旅行とかではなく、仕上げにも時間をかける ◆質問タイム Q1.余白はあけますか? A1.額装の好みによる。自分は少し空けている。 Q2.色を塗るときにデジカメはつかわないのか? A2.風景はイメージでぬっている。デジカメは持っているけれど使わない。 コントラストが強くでてしまう。また1カ所、本物に引っ張られて 色を塗ると、そこだけイメージが浮いてしまう。 色は描いた日の翌朝に15~30分程度かけて薄く塗っている。 描いた日の夜に塗ると焦りからかあまりよくない。 Q3.影はどうしているか? A3.現場で鉛筆でとっている。影は想像とは異なっていることが多いので、 描いている中でいい影のときがあったらすかさず鉛筆でひいている。 みなさんまず絵を描いて見ましょう! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メモから起こしたので印象が違うかもしれません~。 始まる前にかいたのですが下から描いていったら、肝心な永沢さんが・・・。 借り物の人形みたいになってしまいました。
by sketchwonderland
| 2005-10-05 12:10
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